18 November 2024
1. 投資型クラウドファンディングとは?
2. 投資型クラウドファンディングの種類と特徴
1. 融資型クラウドファンディング
2. 株式投資型クラウドファンディング
3. 利用が向いている企業とよくある資金使途
4. 投資型クラウドファンディング利用の流れ
5. 利用する際の注意点
6. RBFという資金調達の選択肢
近年、資金調達の手段としてメジャーとなったクラウドファンディング。その中でも 「投資型クラウドファンディング」という資金調達手段をご存知でしょうか? 近年多くのサービスが登場し、スタートアップ企業にとっての新たな調達手段として注目されています。
本記事では、投資型クラウドファンディングの基本から種類、メリット・デメリット、そして活用事例や利用の流れまで詳しく解説します。 資金調達を検討されている経営者や財務担当者の方は、ぜひご活用ください。
こんな方におすすめ
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この記事のサマリ
投資型クラウドファンディングとは、インターネットを通じて不特定多数の個人や企業から資金を調達する方法のことを指します。 一般的な寄付型や購入型とは異なり、調達企業は支援者(投資家)から、株式や、融資による利息といった金銭的リターンを求められることが特徴です。
主に以下の2つの種類があります。
支援者から企業への融資という形で資金を調達する仕組みです。サービス提供者が運用するファンドに対して、支援者が資金提供を行い、調達企業はその提供額に応じて、支援者に対して利息を支払う必要があります。
主なサービスには、Bankersやクラウドバンクなどがあります。
メリット | デメリット |
---|---|
比較的迅速に調達が可能 | 返済義務がある |
持分の希薄化が発生しない | 金利負担が発生する |
企業が個人投資家に非公開株を提供する形で資金を募る仕組みです。 2015年に、株式投資を扱う第一種金融商品取扱業に少額の特例が設けられたことがきっかけで、日本では2017年頃から徐々にサービスが出てきています。
主なサービスには、FUNDINNO、イークラウドなどがあります。
メリット | デメリット |
---|---|
比較的大口での調達が可能 | 持分の希薄化が生じる |
返済義務がない | 投資家対応の増加や、経営干渉のリスクなどが生じる |
融資型は、安定したキャッシュフローがある企業や短期的な資金需要を目的とした資金調達をしたい場合に有効です。株式投資型は、高成長が見込まれるスタートアップや、研究開発や市場拡大などを目的とした大規模な資金調達を必要としている企業におすすめの手法となります。自社の状況にあった調達手段を使い分けるようにしましょう。
また、調達した資金のよくある資金使途には、
など、様々な用途となることが一般的です。場合によっては、資金使途の制限が付くこともありますので、事業者や専門家に情報を確認するようにしましょう。
種類やプラットフォームによって利用の流れは異なりますが、一般的な流れとしては以下の通りです。
流れ | 詳細 |
---|---|
1. 事業計画作成 | 投資家へ事業内容を理解してもらうために、詳細な事業計画書を作成します。 |
2. プラットフォームへの申請・審査 | プラットフォーム所定の申請書類を提出し、審査を受けます。 |
3. プロジェクトページ作成 | 投資家向けに、事業の魅力を伝えるプロジェクトページを作成します。 |
4. 資金募集開始 | 設定した期間、投資家から資金を募集します。 |
5. 進捗報告 | 投資家との信頼関係を築くために、定期的に事業の進捗状況を報告します。 |
6. 資金調達成功・資金受け取り | 目標金額を達成すると、プラットフォームから資金を受け取ります。 |
7. リターン実行・事業開始 | 事業を展開し、投資家へ約束したリターンを提供します。 |
利用する際は主に以下の点に注意しましょう。
・プラットフォーム手数料:プラットフォームによって手数料が異なるため、事前に確認するようにしましょう。
・募集期間:調達目標額を達成するには適切な募集期間を設定する必要があります。事業者が相談に乗るケースも多くありますので、慎重にスケジュールを設定しましょう。
・情報公開のリスク:プラットフォームに掲載する情報は誰でも閲覧できるため、機密情報の取り扱いには十分に注意しましょう。
ここまで、投資型クラウドファンディングについてご紹介しました。この調達手法は、企業の状況に合わせて柔軟に調達条件を選択できるというメリットがありますが、一方で、調達完了までに手間や時間がかかり、経営のリソースを割かなければならないなどの可能性があるといったデメリットも存在します。
そこで、そのメリットを残したまま、手間なくスピーディーな調達が可能な新しい資金調達手段、RBF(レベニュー・ベースド・ファイナンシング) をご紹介します。
RBFとは、過去の売上データや現在の財務状況から将来の収益を予測し、その一部を利用する調達手法です。RBFの特徴として、①手間と時間をかけずに調達可能、②希薄化一切なし、**③数億円までの大口での調達が可能、**といったメリットがあります。
他の調達手段と比較すると以下のような違いがあります。
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Yoiiでは、このRBFの考えを基にしたSaaSやD2Cなどのスタートアップ企業に成長を加速するための独自のアルゴリズムを用いた未来査定型資金調達プラットフォーム「Yoii Fuel」を運営しています。
「Yoii Fuel」を用いると、申請に保証や担保は不要・株式の希薄化を防ぐだけでなく、会計・決済システムと連携すれば、より簡単にかつスピーディー(最短6営業日)に調達可能です。
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