RBF(レベニュー・ベースド・ファイナンシング)提供企業の比較まとめ

    18 July 2024

    RBF(レベニュー・ベースド・ファイナンシング)提供企業の比較まとめ

    近年、資金調達を検討するスタートアップにとって、レベニュー・ベースド・ファイナンシング(以下、RBF)という新たな資金調達手段が登場しています。RBFをはじめとした資金調達を検討する際には、複数の企業や金融機関を比較した上で、自社に適した調達を行うことが不可欠です。

    そこで今回は、国内でRBFの提供を行っている企業の情報をまとめました。RBFでの調達を検討する際に、ぜひご活用ください。

    (※この記事は、2024年7月18日現在の情報に基づいて記載しております。Yoiiをはじめとした各社の情報は将来的に変更される可能性がございます。)


     

     こんな方におすすめ


     

     この記事のサマリ


    1. RBF(レベニュー・ベースド・ファイナンシング)とは

    RBFとは、スタートアップ向けの新しい資金調達手段の1つで、過去の売上データや現在の財務状況から将来の収益を予測し、その一部を利用する調達手法です。

    RBFを他の調達手段と比較すると以下のような利用メリットがあります。

    1. 希薄化一切なし
    2. 保証や担保の必要なし
    3. 手間と時間をかけずに調達可能

    これ以外にも、RBFの特徴や利点について詳しく知りたい方は 5分でわかる「レベニュー・ベースド・ファイナンシング(RBF)」デットでもエクイティでもない新たな資金調達手段 をご覧ください。

    2. RBFを比較検討する上でのポイント

    RBFでの調達を検討する際には、自社の業種や状況、タイミングに合わせて、十分に比較を行うことが重要です。RBFの提供企業を比較する上では、大きく2つのポイントがあります。

    1. 調達条件(金額・期間・手数料)
    2. 審査に掛かる手間・着金までのスピード

    以下に、それぞれの項目を見ていきましょう。

    3. 資金調達条件について

    まず調達に関する条件について見ていきましょう。

    申込条件

    RBFの申込には、主に売上実績、ランウェイ、利用者の属性といった条件が存在します。審査を受ける資格として、以下の申込条件をクリアしているか確認してみてください。

    売上実績3ヶ月以上A社
    6ヶ月 Yoii Fuel
    ランウェイ4ヶ月Yoii Fuel
    利用者の属性法人のみYoii Fuel, A社
    個人事業主も可能B社
    指定事業者との提携契約が必要C社

    調達可能額

    RBF各社での調達可能額は、1億円が最大となっています(2024年7月現在)。各社における調達可能額に関しては、以下の通りとなります。

    調達可能額下限なし〜1億円Yoii Fuel, C社
    100-5000万円A社

    今後は各社の事業拡大に伴い、より大きな金額が調達可能になると考えられます。

    支払い手数料

    RBFでの調達においては、将来の売上債権の一部を現金化する際に、元本に対して3〜15%の手数料を支払う必要があります。設定される手数料率は各社によって異なり、提出した資料をもとに判断されます。それぞれの提供企業における、おおよその手数料率は以下の通りです。

    手数料率3%〜15%Yoii Fuel
    5%〜12%A社
    3%〜12%B社

    RBF対象期間

    RBFは、将来発生する売上の一部を利用して資金調達を行う比較的短期の資金手段といえます。RBFで調達対象となる「将来」の期間は、各社によって異なります。詳しくは以下の通りです。

    RBF対象期間〜12ヶ月Yoii Fuel
    6〜12ヶ月A社
    3〜6ヶ月B社

    4. 審査について

    申込条件をクリアしている企業は、申込をしたのちに必要な書類を提出し、審査を受けることになります。そして審査に通過し、提示された条件での調達を希望する場合は、手続き後に着金という流れになります。このような審査のプロセスにおいて、各社で何が異なるのか具体的に見ていきましょう。

    提出書類

    RBFの申込にあたっては、過去の売上実績や現在の財務状況に関する書類の提出が必要となります。各社によって必要な書類は異なりますので、ここではYoii FuelとB社を参考として記載します。

    提出書類直近の決算書一式Yoii Fuel
    代表者の顔写真付き本人確認書類
    月次試算表
    全口座の入出金明細 など
    将来の売上予測とその内容(※)B社
    直近6カ月以上の入出金明細
    決算書 など

    (※B社HPより引用)

    着金までの期間

    RBF各社において、申込から着金までの日数は1週間〜2週間前後であることが多いです。各社によって、それぞれ着金までの日数が異なります。詳しくは以下の通りです。

    着金までの日数最短4営業日Yoii Fuel
    最短で7日C社
    約1〜2週間B社
    最大2週間A社

    5. Yoii Fuelの強み

    ここまでご紹介したように、RBF各社において、設定している条件や審査プロセスなどは異なるため、自社に合う条件や企業を見つける必要があります。その中で、Yoii Fuelを利用した際の利点をお客様の声とともにご紹介します。

    ①手間がかからず、着金までが早い

    【お客様の声】

    なぜYoii Fuelを選んだかというと、スピード感です。Yoii Fuelの場合は審査から着金まで数日で済むとのことだったので、早すぎて驚いたのを覚えています。

    Yoii Fuelと会計ソフトが連携しているため、ほとんど手続きがいらないんですよね。仕事の合間に両者を連携させて、あとは直近の決算書と本人確認資料をオンラインで提出するくらいで手続きは終わってしまいました。面談もオンラインで1〜2回やっただけで、手間が全然かからなかったことに驚きました。(モノック株式会社

    ②調達時のサポート体制が充実

    【お客様の声】

    資料を追加で作成するような苦労もありませんでしたし、提出もスムーズにできて良かったです。資料が足りないときには「こういう資料が足りないです」とすぐに連絡いただけたのも助かりました。こういったシステムも先述したコミュニケーションも、丁寧なのに早いという印象です。 株式会社SAMANSA

    ③割安で利用できる場合がある

    Yoii Fuelでは、VCとの連携プランとして「 ベンチャーキャピタルパートナープログラム」を提供しております。本プランを活用すると、Yoii Fuelの提携VCから出資を受けている企業は、Yoii Fuelから特別価格での資金提供を受けることができます。

    本プランの詳細や提携VCについては、下記リンクをご参照ください。

    https://yoii.jp/vc-partner-program

    (※ご利用にあたって、弊社所定の審査や条件がございます。)

    6. まとめ

    今回は、国内におけるRBF提供企業に関する情報についてまとめました。スタートアップの資金調達シーンにおいても、RBFという資金調達手段は存在感を増しており、今後はより一般的な資金調達手段となる可能性があります。

    上記でご紹介したYoii FuelのRBFについてより詳しく知りたい方は、お気軽に資料をご請求ください。またYoii Fuelであなたの会社がいくら調達できるか知りたい方は、下のシミュレーターから1分で簡単に試算できます。気軽にお試しください。

     

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    デットでもエクイティでもない新たな資金調達手段でSaaS企業を支援

    Yoiiでは、このRBFの考えを基にしたSaaSやD2Cなどのスタートアップ企業に成長を加速するための独自のアルゴリズムを用いた未来査定型資金調達プラットフォーム「Yoii Fuel」を運営しています。

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    「Yoii Fuel」を用いると、申請に保証や担保は不要・株式の希薄化を防ぐだけでなく、会計・決済システムと連携すれば、より簡単にかつスピーディー(最短6営業日)調達可能です。

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